電光掲示板メーカー2 取扱説明書
目次
- はじめに
- 旧バージョンからの変更点
- インストール・アンインストール方法
- 使い方
- 操作の流れ(静止画の場合)
- 操作の流れ(アニメーションの場合)
- アニメーションをWebページで使う方法
- 各パラメータの解説(メイン画面)
- 各パラメータの解説(詳細設定)
- 各パラメータの解説(アニメーションの設定)
- アニメーション機能の制約
- その他
はじめに
「電光掲示板メーカー2」は、通常の画像を電光掲示板風の画像 に加工します。静止画の品質を重視しています。
旧バージョンからの変更点
新機能
- LEDの劣化の再現
- アニメーション(テロップ)生成機能
改良
- 操作性に関する全面改良
- フレア強度の独立調整
- 電球の種類の追加および調整
なお、旧版で導入されていたコントラスト増加機能・縮小機能は廃止されました。 一般的な画像編集ソフトのガンマ値調整やリサイズで代用してください。
インストール・アンインストール方法
インストール
ダウンロードしたledmaker2.zipを解凍ソフトで解凍してください。 あとはLEDMaker2.exeを実行するだけです。
なお、本ソフトの動作には.NET Framowork 2.0以上が必要です。 Windows Vistaには.NET Framework 3.0が最初から入っているの で新たにインストールする必要はありません。
アンインストール
インストール時に生成されたファイルを削除してください。
使い方
操作の流れ(静止画の場合)
(1)元となる画像を作る
まず、電光掲示板風にしたい画像をペイントなどのソフトで作ります。
↓こんな感じでOKです。

画像のサイズはほどほどにしてください。 大きくしすぎると処理時間がむちゃくちゃにかかったり、 出来上がった画像が画面に収まらなかったりと、ひどい目にあいます。
「ファイル」メニューの「開く」を選び、ファイルを開きます。

(2)パラメータを調整する
なにやら設定項目が多いですが、初めての方は適当にいじってみてください。 細かいことは後で説明します。
(3)画像をレンダリング(生成)する
ウインドウ左下の「更新」をクリックします。

処理完了まで暫く待ちます。 処理の進み具合は左下のプログレスバー(棒グラフ)で確認できます。
ウインドウ右上の「プレビュー」タブをクリックすると、できあがった画像の確認ができます。
(4)保存する
「プレビュー」タブに表示されている画像を保存するには、「ファイル」メニューの 「LED風画像の保存」をクリックして保存します(保存ダイアログが出現します)。
操作の流れ(アニメーションの場合)
本ソフトのアニメーション機能は、下図のようなテロップを生成することができます。 生成されるアニメーションはJavaScriptなので、ブラウザ上で動作します。
(1)元となる画像を作る
静止画の場合と同じです。動画用に特別な画像を作ったりする必要はありません。
(2)パラメータを調整する
これも静止画と同様です。
(3)画像をレンダリング(生成)する
アニメーションを作成するには「更新」ボタンの右側にある「A」をクリックします。
このとき、左右に物凄く余白が入った画像が生成されますが、これでOKです。
(4)保存する
アニメーションの場合、保存のやりかたが特殊です。 「ファイル」メニューから「アニメーションの保存」を選ぶと、 フォルダ選択のダイアログが現れます。 フォルダを選ぶと、そのフォルダの中に「ledimage.png」と「led_main.js」という2つのファイルが生成されます。
アニメーションをWebページで使う方法
アニメーションをホームページで使うときは、 「ledimage.png」と「led_main.js」をHTMLファイルと同じフォルダにコピーし、 次のようにタグを追加してください。
ヘッダ
HTMLのヘッダに下記のタグを加えます。
<script src="led_main.js" language="javascript"></script>
bodyタグ
<body>タグに、以下のようにonload属性を加えます。
<body onload="ledstart()">
本文
アニメーションを貼り付けたい位置に下記のタグを加えます。
<script language="javascript"> led_writetag(); </script>
各パラメータの解説(メイン画面)
※文章での説明が難しい項目もあるので、 実際に試してみたほうが分かりやすいです。
LEDの種類
電球の色の種類を10種類の中から設定できます。 (開発者が適当に調節した色なので、実際のLEDとは発色が異なると思います。)
サイズ
電球1個の大きさを選択します。 「2px」はアニメーションに対応していません。
本体の明るさ
電球本体の明るさ、 つまり、光っていない電球の見え具合を設定します。
光の強さ
これが一般的な意味での明るさに相当します。
フレアの強さ
レンズフレアとは、電球を目で見たり、写真に撮ったときに、 電球の周りがぼんやりと明るくなる現象のことです。 ここのスライダはレンズフレアの明るさを設定します。
各パラメータの解説(詳細設定)
LEDの劣化
昔のLEDディスプレイは経年劣化や製造品質のばらつきのために、 色にムラが発生します。 このムラを大雑把に再現する機能です。 「大雑把」なので、特に確率モデルなどを用いたわけではありません。
2値化
グレーの部分を白か黒のどちらかにするエフェクトです。 中間色の出せないLEDの再現に使えますが、 写真などはきれいに変換できません。
各パラメータの解説(アニメーションの設定)
アニメーションの各種設定をするには、「詳細設定」メニューの 「アニメーションの設定」をクリックしてください。
横サイズ
生成されるアニメーションの横幅を指定します。 アニメーションに使われる素材画像のサイズは自動で決まります。 縦幅は、元画像の縦幅とサイズ設定をもとに自動計算されます。
速度
速度の値を小さくするほど文字の流れる速度は速くなります。
アニメーション機能の制約
アニメーションには以下の機能は利用できません。
- レンズフレア
- LEDの劣化
その他
ライセンスなど
添付のreadme.txtを参照してください。
連絡先
ホームページ http://kanchi.cyber-ninja.jp/
更新履歴
2008. 1. 3 v2.00
初版